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雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

御神楽岳 広谷川ム沢

ルート:御神楽岳 広谷川ム沢(2015/10/3-4)
メンバー:DSKさん

10/3(土)
6:10 蝉ヶ平-8:00 御神楽沢出合-10:00/11:45 連瀑帯-15:00 本名御神楽岳-15:20 避難小屋


湯沢を訪れてから二年ぶりの御神楽岳(前回)。今回は広谷川本流を詰めた先にあるム沢へ。
ム沢という名称は会越周辺の沢で散見される(大底川ム沢、割岩沢ム沢)が、沢の本流筋の源頭にある壁の様にせり上がった沢のことをム沢と呼ぶらしい。スラブ奥壁を擁する湯沢や御神楽沢と比べると派手さは少ないが、ム沢という名前だけで厳しさを予感させる。

6時過ぎに蝉ヶ平出発。一時間で湯沢出合に到着して、広谷川へ入渓。広谷川本流は特段難しいところはなく、ところどころ現れる小滝を快適に登っていく。さらに一時間で、8時頃に御神楽沢出合に到着。


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ム沢は出合に下の大滝12mが関門の様に聳え立っている。一見登れる気がしないが、近付いてみると右岸は絶妙にブッシュが繋がっているのでとりあえず取り付いてみる。ズルズル滑る泥付きをモンキークライムで強引に登る。巻き終える頃には早速腕がパンプ気味に…。


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ここから巨岩が転がるゴルジュ帯へ。4m大岩CS滝はフリーで登れる代物ではないので、ショルダーからの直立頭上ステップ。リーチがないと中々厳しい。2段15mくの字滝は冷水の中、シャワークライム。


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二俣からは右に進み、核心の連瀑帯へ。一つ目の滝は左壁から登れそうな気がするが、その後のことも考えて、左岸の草付ルンゼからロープを出して直上する。


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その後もロープを出して左上するが、ブッシュが濃いのでフリーでも行けそう。途中でロープを解除して適当に進んで行くと、連瀑帯の落ち口へブッシュを掴んでクライムダウンできる。
側壁にはスラブ壁が広がり、ミニオバタキタンといった様相。


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その後の10m滝はツルツルで登れないので、左岸のルンゼからブッシュ帯へ。そのまま上部の滝も巻く。


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その後は快適なゴルジュの連瀑帯だが、たまに腰まで水に浸からないといけないのがツラい。(ヘツリからのドボン)


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ゴルジュ帯を抜けると雪塊群がお出迎え。絶妙なバランスの雪渓が芸術的。


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当初の予定ではこの辺で幕営だったが、まだ13時過ぎで余裕もあるのでそのまま稜線へ向かう事に。
上部二俣を右手に進めば、ルンゼ上から登山道へ出られそうだが、折角なのでスラブが広がる左手へ進む。


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スラブ帯は概ね容易だが、高度がありところどころ緊張させられるので、念の為ロープ使用(どちらかと言うと解くのが面倒くさい)。4Pで本名御神楽岳直下に到着。
会越国境群の山並みを楽しんだ後、避難小屋へと下る。


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避難小屋では他登山者の姿も。docomoが入るので明日の早朝に前ヶ岳南壁に行くことにして下界に連絡を入れる。


10/4(日)
7:30 避難小屋-8:00 御神楽岳-11:45 蝉ヶ平

深夜から朝方に掛けて激しい風雨。既に10月初旬なので、雨の沢中泊を避けられたのは幸いだった。
残念ながらこの雨では前ヶ岳南壁も行けそうにない。雨とガスの中を早々に下山。
途中から晴れてきて、大蕎麦谷の絶景が広がる。湯沢の奥壁スラブも相変わらず素晴らしい。


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途中ですれ違った登山者の方と立ち話をしていると、何故かB会の方ですか?と特定される。福島在住の方だったが、朝日や会越周辺でよく出会うらしい。先日も新潟の山岳会の方に、東京の山岳会でこちらに足しげく通っている人達がいるけど不思議~と言われたが、素晴らしいエリアなので片道350kmでも通うのは当然である。(キリッ)

※7月以降になぜ会越入るの?(害虫的な意味で)とも言われたが沢は例外!

最後はキノコを物色しつつ、だらだらと下ってお昼前に蝉ヶ平着。