ハルタテ周遊
ルート:立山周辺 奥大日カガミ谷、龍王カール、雄山南面(2015/4/25-26)
メンバー:Mさん、SHOさん
沢はじめの翌週はハルタテ、秋に行かなかったので今シーズン初の立山。
当日早朝に東京を出発して、ゆっくりと室堂イン。
中国人ツアーの雑踏の中を抜け、室堂平からそのまま奥大日へ向かう。
散々雪が少ないと言われているが、特に西面の尾根筋、稜線は極めて少ない。
しかし沢は稜線から50~100m下れば雪が付き出す。
東面はそこそこ雪があるが、やはり例年の2~3週間は雪融けが早い。
奥大日まではすぐだが、ピーク直下のカガミ谷ドロップポイントは通常入るポイントの雪が切れており、上手く滑り込めない。
雪庇の切れ目をビレイしながら調査している内に、ガスが湧いて来たりで最終的に諦め。少し戻って、手前のピークからカガミ谷に入ることにする。
この頃にはガスも切れ、視界良好。剱岳を望みながら小雪庇の上からドロップイン。
ノールを越えて沢筋に入ると結構急斜面で、中々シビれる。
雪面はデブリでやや荒れ気味だが、それなりに快適なシャウダー。
標高差500mの滑降を楽しんだ。
今度はパウダーの時期に奥大日最高点から滑り込みたい。
ここから室堂乗越まで登り返し、本日は雷鳥荘泊。
ローカルの山スキーヤーの皆様とお知り合いになり、立山・劔周辺のマニアックなルート話で盛り上がる。
翌朝はゆっくりと準備して、まずは龍王岳へ。
この日は文句なしの晴天で登山者は多いが、思ったほどではない。猿倉や鳩待開通でそちらに流れているのだろうか。
残念ながら、お目当てのルートは上部に雪が付いておらず諦め。
しかし、立山カルデラの全景を拝むことができ満足。
今度はあのルートから横断してみたいね、とかなんとか。
(photo by SHOさん)
龍王ピーク直下の雪面はまだ固かったので、肩から龍王カールへドロップイン。
有名ガイドの率いる大勢のギャラリーに不恰好な滑りを見られておりツラい。
立山は下手な滑りができない。(自意識過剰)
その後は雄山に登って、雄山南面の斜面へ。
そこそこ急斜面だが、斜面は緩んでおり怖さはほとんどない。
トップのM氏は歓声を上げながらノールの向こう側へ飛び込んでいく。
雄山直下から御山谷まで、標高差約450mをノンストップ。
(photo by SHOさん)
こちらはノール手前で切って斜面を確かめた後、スーパーザラメをかっ飛ばす。
最後は東一ノ越からタンボ平を滑って黒部湖畔へ。
昨日お知り合いになった方達は、剱岳の大脱走ルンゼを滑ったが、賞味期限ギリギリだったとのこと。
今年はスキーシーズンの終わりも早そうだが、気持ちの良いザラメを満喫できて良かった。立山・劔周辺や、黒部横断の小ネタもボチボチと。
シーズンラストは満を持してあのエリアへ!