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雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

武能岳 撮影山行

早朝、土樽の除雪終了地点へ。到着すると誰もいなかったので静かな登山が楽しめるかと思った矢先、続々と後続パーティが到着。

トマ・わらじ・すずらんと、奇しくも当会が会報交換している山岳会が勢ぞろい。トマとわらじは、代表もいらっしゃるということで、なんとも濃い空間である。

最初の林道歩きは昨日からの高温でデブリ多し。武能岳西尾根の取り付きはところどころ地肌が露出した急斜面で、一部スキーを担いで登る。

尾根にしっかり乗ってからは、ずっとシール歩行で登って行ける。標高を上げるにつれて尾根の幅も広がり、ぶなが群生する気持ちの良い斜面が広がる。

青空の元、足拍子や仙ノ倉、万太郎といった上越の秀峰が視界に広がり、気分は春山JOY。

 

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万太郎山北面はよく見ると鹿島槍北壁にも似た山容で、非常にカッコいい。ピーク直下のルンゼ(井戸小屋沢)は御大がすでに滑降済みとのこと。

稜線近くに来ると再び細尾根になるので、再びスキーを担いでアイゼン歩行。

歩き始めた瞬間、下部からワッフ音がして焦るが、直登すれば危険はないと判断してそのまま進む。

 

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順調に登って、そろそろ武能岳も見えてきたところ、突如として左右に斜面がグラインドした細尾根が出現。

真ん中を通れば進めなくはないが、偵察するとその先の通行が難しく、さらに奥のナイフリッジもスキーを背負っての通過は厳しそうなので、しばし作戦会議。

左手に目をやると、蓬峠に駐車場でお会いしたパーティの姿。あちらから登れば、すんなり登頂できたていただろうが、もはや後の祭り。これから蓬峠方面に滑降して、再び登り返すのも時間が足りなさそうだ。

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稜線まであとわずかであるが、今回はクライミングロープも持ってきてないので、残念ながらここから往路の尾根を戻ることとする。

雪はザラメ前のストップスノーで、滑るには少々コツがいる。

今回は素晴らしいカメラマンと同行していたので、スピードは出せなかったが、素晴らしい写真をたくさん撮ってもらった。

 

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完全に撮影山行と化した一日であったが、行動中いろいろ貴重な話も聞けたので満足。

帰宅後、上越方面に入っていた各パーティの報告を聞くと、どこも雪の状態が悪く殆どが撤退したとのこと。

これからの春山シーズン、雪の状態を丁寧に読んでいかなければならない。