雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

残雪の越後駒

ルート:越後駒ヶ岳(2016/4/3)


3月中旬以降の山行は一ノ倉沢の雪稜(一・二ノ沢中間稜)、中ア北部縦走(千畳敷~檜尾岳)と山スキーから少し離れた山行が続き(記録は省略)、GWまでどうしようか考えていると、ワンゲルの若手OB・OGをたまには山スキーに連れ出そうという主旨の企画がOIEさんより提示されていたので参加させてもらうことに。対象メンバーは、a.k.a.トマトちゃんことN田と、新米裁判官のD門。


4/3(日)
6:40 石抱橋-9:30 道行山-12:30 駒の小屋-12:45 山頂-16:00 石抱橋


シルバーラインは6:00~18:00のみオープン。6:00前にゲート前に車を止めて準備していると、ゲート内の駐車スペースにテントが一張り。近付いてみると、前日に荒沢岳前嵓尾根で下山遅れしたB会メンバーであった…。早く下山しないと明日仕事に間に合わないという前提を再認識させられる。

オープン後すぐに石抱橋まで向かうが、トンネルを出た先のT字路に想定外の通行止めあり。仕方がないのでトンネル出てすぐのスペースに駐車するが、ゲートの時間制限がある中、舗装路の往復が追加されるのはちょっと痛い。

しらばく板を持って舗装路を進み、石抱橋を渡ったところで除雪が切れるので、ここからシール歩行開始。前日のトレースがあるので、ルーファイも特に問題なくさくさくと進んでいくが、久しぶりのメンツとはペースが合わないので、進んでは待ち、進んでは待ちの繰り返し。

道行山の手前では一部尾根上の雪が切れているので少し担ぎ。
この辺から他の山スキーパーティ3組と抜きつ抜かれつで、最終的に山頂まで一緒であった。


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道行山からはそのままシールでコルまで滑り、しばらくはなだらかな稜線歩き。
天気も思ったより良く、秋に訪れた北ノ又川や荒沢岳を違った角度からじっくり観察しながら登る。
前日に白沢に滑り込んだトレースもあるが、下部の沢割れはひどそうなので、おそらく道行山に登り返したのであろう。前方を見ると、滝ハナ沢の源頭にもトレースがいくつか刻まれている。


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駒の小屋の直下は少し急なので、久しぶりのメンバーもいるということで念の為アイゼン歩行に切り替え。
サクッと駒の小屋に担ぎ上げると、散歩中の大型犬に出会い和む。


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小屋からは再び快適なシール歩行であっという間に山頂へ。
10人ぐらいが同時登頂しており、大盛況のピーク。曇りベースだが、展望も悪くない。
以前遡行したオツルミズの源頭も気になるが、今回はおとなしく往路を戻る。


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下山は滑りであっという間の予定だったが、メンバーのギアトラブルで結構時間を使う。また、道行山からの下りは雪切れとブッシュでアドベンチャー


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柳沢に降りてからは、シールを貼らずにそのままパスカング。駐車場に戻ってシルバーラインのゲートを通過したのが17:25だったので、ちょっとハマっていたら危なかったかも。

その後はホテル湯元、よしや(小出IC近くの定食屋)というムーブだったが、どちらもクオリティが高くて大満足。久しぶりのメンツでまったり楽しい山行でした。