瀬戸内島巡り その二(小豆島、女木島、高松)
小豆島、高松、女木島(2016/3/19-21)
二回目の瀬戸内巡りは瀬戸内国際芸術祭の開催日(3/20)をまたいだ三連休。
本来は山行きを予定したいたが、天気もあまり良くないので急遽島巡りに転進。
まずは神戸からフェリーに乗り込む予定だったが、バスが遅れて始発の便に乗れなかったので、次の便まで三時間ほど神戸港のメリケンパークなどを観光。
昼過ぎに小豆島の坂手港に到着すると、主張の激しいアートが迎えてくれる。
マルキン醤油記念館を見学してバス待ちでぶらぶらしていると、その辺を歩いていたおじさんに明日から展示開始の作品を見ていいよと言われたので鑑賞させてもらうが、毒気が強すぎて少々当てられる。
土庄港で宿にチェックインした後は、自転車を借りてエンジェルロードや世界一せまい土渕海峡などを観光。その日は土庄港の旭屋旅館で泊。
二日目は小豆島ふるさと村で電気自動車の「豆モビ」を借りて、三都半島へ。思った以上に車体が小さく、自分が運転席に乗ると後部座席の人が圧迫されてしまうので、基本的に後ろ専門。
三都半島南端の釈迦ヶ鼻に展示されている「怪物と少年」では、一番最初の鑑賞者だった様子。その他にも半島だけで多くの展示があり、全て回るのに半日を要す。
主要展示には地元の方がボランティアで受付をやっているが、この方々が地元の昔話や作品に関するエピソードを語ってくれるのが興味深く、主要な楽しみの一つでもある。
午後は中山地区の棚田に展示されている「オリーブの夢」を鑑賞した後、小豆島南東部の作品をぐるっと鑑賞。
最後にオリーブ園を散策して豆モビを返却。
池田港の最終便で高松に移動した後、屋島に立ち寄って獅子の霊巌からの夜景を楽しみ、丸亀方面で泊。
三日目は趣向を変えてうどん巡り。
山越うどんでは一時間程待たされてしまったが、他のお店ではスムーズに入れた。
当初の予定では五軒回る予定だったが、小サイズでもかなりボリュームがあり、半日では四軒が限界。(宮川製麺所、山越うどん、池上製麺所、竹清)
栗林公園を散策した後は、再びフェリーで女木島へ渡る。
女木島ではワイルドなバスの運転で山頂部の洞窟へ。既存展示の鬼の人形と併せて、芸術祭の作品が色々と散りばめられておりカオスフル。
山頂から望む瀬戸内海の展望は見事の一言。
麓に戻った後も作品を色々と見て回るが、盆栽アートが特に良かった。
本当は男木島も回りたかったが残念ながら時間切れ。
帰りの高松行きフェリーは満員御礼で乗れるのか心配だったが、駐車スペースも含めて人を押し込むとなんとか全員収容できた。
豊島では40人程フェリーに乗れず取り残されていたらしいので恐ろしい。
二回の瀬戸内巡りで主要な展示の多くを見ることができたが、まだ幾つか気になる作品があるので、夏・秋の開催期間に気が向いたらまた訪れるかもしれない。
【鑑賞した作品】
<小豆島>
・怪物と少年Ⅱ
・この彫刻は一万年の生命を持ちヒトの一生の間には10mほど歩くⅢ
・ククリヒメノソノ
・stories -House-
・ひとりおどり
・夕焼けハウス
・境界線の庭
・島の誕生
・チョウジガマズミについて
・段山遺跡群
・空想と虫籠
・花寿波島の秘密
・オリーブの夢
・つぎつぎきんつぎ
・オリーブのリーゼント
・Follow the rules
・スター・アンガー
・アンガー・フロム・ザ・ボトム
・愛のボラード
・Revenants
etc
<女木島>
・カモメの駐車場
・20世紀の回想
・鬼の家
・オニノコ 瓦プロジェクト
・feel feel BONSAI
・女根
・ISLAND THEATRE MEGI
・不在の存在
・均衡
・段々の風
【立ち寄った観光地】
<小豆島>
・マルキン醤油記念館
・エンジェルロード
・小豆島オリーブ園
<高松>
・屋島
・栗林公園