雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

雪中キャンプ@守門岳

ルート:守門岳(2016/3/5-6)
メンバー:OIEさん、Y村、WWV現役2名


ワンゲルのOB・現役交流企画で守門岳へ。

守門岳は通常日帰りの山だが、今回は火を囲んでの雪上キャンプが目的なので、ベースを構えて周辺のルートを各日でライトに遊ぶ予定。


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この時期、守門岳は大人気で、登山口の駐車スペースは縦列駐車の車でいっぱい。
ルートもトレースがバッチリで、そこら中で山スキーヤーが歩いている。
みな軽装なので、泊り装備を持って汗をかきながら歩くのは少々滑稽でもある。


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保久礼小屋に荷物をデポしてからは、軽装で標高差700mのお手軽ピストン。
振り返ると魚沼や小千谷の市街が一望でき、大変素晴らしい。南には越後三山の雄姿。


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今まで雪山の魅力を感じる機会の少なかった現役二年生は、いたく感動している様子。
ベースから一時間半で山頂に到着。名物の雪庇も素晴らしいが、個人的には粟ヶ岳を始めとする下田川内が一望できるのがポイント高い。


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山頂にも多くの登山客がおり、楽しそうにはしゃいだり写真を撮り合っている姿は、由緒正しき春山JOY。
ついでに現役生の新歓用写真も撮影してあげる。


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下山は同ルート滑降だが、尾根上はトレースが引っかかるので、途中でスキーヤーズライトの沢型へ。雪が重すぎて、滑降を楽しむ感じではないがこれもまた経験。


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ベースに到着後は、本企画のメインである雪中キャンプの準備。
テントとは別に、掘りごたつ形式でテーブルとイスを作り、その上にシートとポールでドーム状の覆いを作る。


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また、中心には焚火台を設置して、備長炭を置く。なかなか火が付かず苦戦したが、一度着火してからは持続性が高く頼もしい。


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ドームは温かいが、換気に注意しないと一酸化炭素中毒になりかねないので、煙突的な仕組みが欲しいところ。途中からたまらず焚火台を外に移動する。


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BBQの具材は、神戸肉、野菜、ウインナー、サバなど。また、カキ鍋やコシヒカリなど、かなり気合の入ったラインナップ。ワンゲル雪中キャンプ、侮り難し。


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日が落ちてからは寒いので再びドームに戻るが、途中で眠くなるメンバーも。睡眠不足なのか、酔っぱらったのか、はたまた一酸化炭素中毒の初期症状なのか…。叩き起こして、じっくりと今後の人生や仕事について語り合う。


翌日は再び大岳へ。二日目も天気に恵まれ、素晴らしい展望。この日は中津又岳経由の周回コースへ。
稜線は滑走してからシールで登り返そうかと思ったが、横歩きで問題なく中津又岳ピークに登頂できる。


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ここから再びベースに向かって滑降開始。基本的には緩い尾根状だが、斜面が広い分こちらの方が滑っていて楽しい。但し本日もストップスノー…。


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三時間ほどでベースに戻りテント撤収。後はトレースを辿ってアッという間に下山。
お手軽に素晴らし景色を楽しめるルートなので、人気が出るのも頷ける。


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現役生も山スキーの魅力に目覚め掛けている様なので、企画としては成功か。
ついでにダメ押しで越後の沢や山スキーについて、レクチャーしてあげた。

沢&山スキーの越後LOVEな後輩が誕生するのも時間の問題であろう。


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