雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

湯檜曽川大倉沢

ルート:湯檜曽川 大倉沢(2015/9/27)
メンバー:MKさん

9/27(日) 雨のち晴
5:30 白毛門駐車場-7:00 魚留滝-7:50 十字峡-11:50 朝日岳直下-14:50 白毛門駐車場


白毛門駐車場から一時間半で魚留滝へ。雨が降り始める中、遡行準備を整えて入渓。
ウナギ淵は巻いて、一時間弱で十字峡に到着。先行P二人組が雨で大倉沢を止めて帰っているのに遭遇。特に増水も感じられず、昼から雨も上がる予報なので我々はそのまま大倉沢に入る。


f:id:PerseidCross:20150927074757j:plain


F4まではなんなく突破。最近の増水の為か、やや倒木が目立つ。
F5 20mはフリーで左岸を直登。上部草付きが泥で滑るので、やや緊張させられた。


f:id:PerseidCross:20150927082444j:plain


F6 3段30m滝を水流の左側から直登すると、大倉沢最大のF7 40m滝。右壁を20m直登して、上部をロープを出して…と思いきや、想像以上に快適でサクサク登って落ち口へ。


f:id:PerseidCross:20150927084944j:plain


F8 30mナメ滝の手前にはおにぎり形の雪渓。さらに少し進むと芸術的なスノーブリッジが掛っている。薄いので潜らず右から巻く。


f:id:PerseidCross:20150927090646j:plain

f:id:PerseidCross:20150927091149j:plain


二俣を左に入って幾つか滝を登ると、ややテクニカルなF12 5mCS。淵を左からへつってそのままシャワークライミング


f:id:PerseidCross:20150927092257j:plain

f:id:PerseidCross:20150927093329j:plain


ここから狭隘なゴルジュ帯に入り、手強そうな小滝が続くが、残置もあるのであっさり抜けられる。


f:id:PerseidCross:20150927094158j:plain

f:id:PerseidCross:20150927094659j:plain


100mのナメを越えると源頭の雰囲気。ガスの中に入ってしまった為、ルーファイが難しい。


f:id:PerseidCross:20150927095103j:plain


以前、抱返り沢に行ったときのことを思い出しつつ、一部藪漕ぎで登山道へ。
稜線に抜けるとガスも切れ、紅葉に染まる山肌が楽しめる様になる。


f:id:PerseidCross:20150927121524j:plain


後は白毛門経由で下るだけだが、毎度のことながらこの下山が核心。駐車場までだらだらと三時間。
下山後は、久しぶりに沼田の山彦に立ち寄り、知人の訪問履歴をチェックして帰京。


<感想>
終わってみればあっという間の遡行で、ロープが絶対に必要な箇所もなくやや物足りなさを感じましたが、単純にこの沢に出合うタイミングが違っただけなのかなと…。天気もいまいちだったので、晴れていればまた違った印象を受けたかと思います。
難易度的には隣の 抱返り沢 の方がやや上。なるべく多くの大滝を登りたいなら抱返り沢、大滝だけでなくゴルジュも突破したいなら大倉沢という感じです。