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雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

裏巻機渓谷 五十沢川本谷沢

ルート:五十沢川本谷沢(巻機沢)

メンバー:Aさん

8/1(土)
4:45 五十沢キャンプ場発-7:10 取水口-8:30 4合目-11:00 本谷沢出合-17:00 C1


ゲートのある五十沢キャンプ場から出発。途中で九十九折の道路を行くよりも登山道の方が早そうだったのでショートカットしようとするが、荒廃気味で歩きづらい。そのまま車道を進んで天竺の里まで行った方が良かった。

整備されたトレッキングコースは快適に進め、眼下に五十沢川の下部ゴルジュを楽しむことができる。取水口は水飛沫を浴びながら、鎖で登り下り。ここから四合目までは登山道…のはずなのだが、スラブのヘツリを交えるバリエーションハイキング。とても一般登山道とは思えない。


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盛夏の暑さも相まって、入渓前から中々の試練。四合目からようやく遡行開始…と思いきや、メンバーの一人が脱落。全員で引き返そうかと話し合ったが、背中を押されたのでそのまま進むこととする。石橋の手前で雪渓の巻きがあったが、それ以外は特に問題なく本谷沢出合に到着。


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出合は本流、支流共に滝がかかっており、気になる本流のゴルジュ帯は簡単に覗けない。出合の10m滝を左岸から巻くと、早速トイ状小滝が連続するゴルジュ帯。巻かなくてもなんとか突破できるので楽しい。
一見、二俣と見間違いそうなインゼルは中間のリッジに取り付き、上部の滝を右岸草付きから突破。その後はしばし開放的なスラブ帯が続き、一息つける。

再び沢は狭まり、最狭部のゴルジュが出現。巻きの途中で沢底に降りて覗いてみると、三連チョックストーンの15m直瀑が鎮座していた。


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その後、沢は大きなゴルジュ帯に突入、最初の滝を左岸から巻くが、懸垂で下りて突破できるか怪しい。
先まで偵察した後、ロープを引き抜くが、やはり最後の巨岩の突破が難しい。バランシーなへつりや水流の中でのショルダーなど、あらゆる手段を駆使してなんとか突破。


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幾つかの小滝をロープを交えて進むと、再び大きなゴルジュ帯。抉られ方が中々面白い。左岸のスラブ帯が藪漕ぎが少なそうなので取り付く。高度感のあるスラブをロープで1P。ここを降りた地点で本日は幕営


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8/2(日)
5:45 C1-10:30 牛ヶ岳-裏巻機登山道旧道-16:30 五十沢キャンプ場


出発直後から高巻き。支流の分岐を二つ過ぎると核心の40m大滝が出現する。
ここは1P水線右→左横断、2P左→右横断、3P左岸巻きで突破。1Pはラバーのフリクションを効かせながらのシビれる登攀。
後は源頭の雰囲気の中に小滝が続くが、たまに登れないやつが出てくるので適宜巻く。
フリーで登れるのも多いが、結構ヌメっていて神経を使う。
最後は雪渓で水を汲んで、藪漕ぎなしで一面草原の気持ち良い稜線へ。


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牛ヶ岳で装備を解除して、旧道で四合目へ下降。渡渉視点は増水したら渡れなくなる恐れがあるが、何とか夕立前に通過できた。
後は五十沢川沿いのトレッキングコースをひたすら歩いて五十沢キャンプ場へ。

シーズン始め&シューズ卸し立てで本調子でなかったが、ハイシーズンに向けて充実した山行を積むことができた。