口ノ深谷 沢はじめ
ルート:比良 口ノ深谷(2014/4/20)
メンバー:みなぽ
昨年の奥ノ深谷に続き、今回は沢はじめということで隣の口ノ深谷に行ってきました。
初心者向けお手軽沢かと思いきや、意外と楽しめる箇所も多く思いの他楽しめました。
4/20(日)
9:00坊村-9:40口ノ深谷入渓-14:45登山道-16:00坊村
京都バスで坊村へ。満開の桜を見ながら入渓口の橋まで林道を歩き、ガチャを付ける。
今回はコスパ最強の呼び声高い、新兵器「土方ヤッケ(約500円)」を投入。
また、今回は二級+の沢なので、沢感を取り戻す為に遡行図もなし。
(用意してなかった言い訳ではない…)
まずは 斜瀑5m滝を軽く水線突破。
そのままゴルジュに踏み込んで行くと、直登はやや厳しそうな2段7m&10m滝が登場。
パッと見、右岸に踏み跡があったので簡単に巻けるかと思いきや、上部は岩壁で懸垂適地まで行けない。
仕方がないので、ロープを出して崖際の岩場を一ピッチ登り、懸垂下降で沢床に戻る。
一般的な巻き道は他にありそうだが、遡行図がないのでよく分からない。(多分対岸からの巻き)
その次の廊下奥の10m滝は一見直登困難そうだが、右壁に残置がぶら下がっていたので取付き、慎重なムーブで登る。
最初に決めたカムが効きすぎて、パートナーは震えながら一生懸命回収していた。
8m直瀑は右岸のよく踏まれた踏み跡をトラバースして落ち口へ。
この辺から赤マークが目立ち始め、一度登山道をまたぐ。
久しぶりの沢登りで嬉しさが隠し切れないのか、パートナーは終始ニコニコ。
13m滝は右岸から巻き。上部は滝の裏を潜って左岸側に行っても登れそうだ。
ロープを出そうかと思ったが、根っこなどの手がかりも結構ありフリーで行けた。
6mCS滝は右岸の岩壁をフリーで登り、細引きでパートナーを簡易確保。
その後はしばらく巨岩帯が続き、よじよじしながら進む。
この辺でそろそろ遡行も終盤かと思いきや、地図と高度計を見るとまだ2/3程度。
徐々にガスが出て小雨もパラついてきたので少々焦る。(少し遊びすぎた…)
CSを潜って登らないと行けなさそうな滝は寒そうなので左岸からサクッと高巻き。
ラストの15m滝は中々の迫力だが、右岸から簡単に巻ける。
上部はバンド沿いに落ち口へ斜上トラバースできそうだったが、寒いので今回はパス。
この後はだらだらと雪渓の残る河原が続き、やがて中峠~ワサビ峠の登山道に到着。
ここからは登山道沿いにワサビ峠に上がるが、稜線はガス&強風で超絶寒い。
武奈ヶ岳山頂はおとなしくパスして、一気に登山道を下る。
九十九折りがかなり激しい登山道だが、パートナーはボッカでよく来ているらしい。
最後は明王院に下山して近くの食事処で〆。行動時間七時間の楽しい沢はじめでした。