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雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

八ヶ岳東面 赤岳東稜

climb

ルート:八ヶ岳東面 赤岳東稜
メンバー:Yさん、Dさん、Kさん


4/5(土)
9:10駐車場-大門沢-12:40 2500m付近幕営


早朝6時に新宿駅集合で八ヶ岳へ。サンメドウズの駐車場に車を停めて出発。

大門沢は以前歩いているので、特に迷うことなくサクサク進み、二時間半ほどで二俣へ。途中から沢の真ん中に緩い尾根が出てくるが、真教寺尾根に上がらない程度に左に進めば大丈夫。

 

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二俣でアイゼンを装着し、赤岳東稜の細くなった末端部分に取りつく。少し登ると開けた快適な斜面となり、一時間程度上がったところで幕営

時間的にはまだ13時前だが、これ以上登ると地形的に幕営適地はない。ここで既に残りは標高差400m程度なので、強々メンバー二人で早立ちすれば一日で抜けられそうな感じ。時間があまり過ぎて暇なので、早々にプシュして新人のKさんに当会の内情をお伝えしながら夕方までだべる。

 

4/6(日)
5:25幕場-6:00第一岩峰下-9:20第二岩峰下-11:40赤岳-15:50駐車場


南岸低気圧が抜けた後、寒気が入って西高東低が決まるという流れで、深夜はずっと雪が降っていた。赤岳もガスがかかっているが、そこまで視界が悪いわけではないので、明るくなったタイミングで出発。

雪はクラスト層の上に新雪が積もっているが、場所によっては足元が抜けて沈むので嫌らしい。第一岩峰の基部を左にトラバースしてから急斜面での登りでロープを2P出すが、今回は四人ということで非常に時間が掛かる。

結果的には条件がよければロープなしで問題ない斜面だったが、視界が狭いのと雪が悪いのとで慎重に行動した。

 

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ハイマツの周辺と、尾根の側面は沈みやすいので、ルーファイ力も求められる。第二岩峰の手前の尾根歩きも条件が良ければノーロープなのだろうが、今回は慎重を期して岩峰の基部まで2P。岩峰を左から巻いてルンゼに入り、稜線までさらに2P。

 

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自分はそのうち2P分担当したが、今期雪稜二回目で慎重になってランナーベタ打ち。もっとランナウトしようよと後ろからヤジが飛ぶ。

最後のルンゼは結構立っているのでロープは必須。ビレイしている間、上から雪がドンドン落ちてきてラストはツライ。

 

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途中少しだけ天気が良くなったが、すぐにまたガスに覆われ、雪の降りも強くなる。ロープ出し過ぎで、結局赤岳山頂まで6時間ちょっとかかった。

晴天時は盛況の赤岳山頂も本日は人陰なし。視界もないので早々に真教寺尾根に下り始める。真教寺尾根の下りは、この時期クサリが雪で埋まっており、一瞬ルートが分からなくなるレベル。

また、クサリがあったということは滑落したらヤバい場所ということなので、下りはかなり危険。ダブルアックスのバックステップで慎重に下るが、初心者には厳しいルートと化している。

樹林帯に入るとようやく危険個所もなくなり、牛首山に登り返した後はアイゼンを外す。途中でカモシカに遭遇したりしながら、スキー場のトップに下山。そのままスキー場の横を歩き、山頂から四時間程度で駐車場にたどり着いた。

 

ロープ出し過ぎ、雪稜登り慣れてなさ過ぎで色々と反省が残る山行でしたが、その分課題を意識することができたので、そういった意味では良い山行でした。

春山かと思いきや、厳冬期並みの降雪の中行動することになったので、訓練としても中々お得な感じの週末でした。