雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

上信越 山スキー初級講座

10月末から結構空いて、二ヶ月ぶりの更新となります。

その間、下界での予定が多かったのですが、別に山に行ってなかったのかと言われればそうでもなく、妙義や富士山、立山や遠見尾根などにも行っていましたが、バタバタしているうちにスルー気味に…。時間があれば徐々に追加していきます。

 

今回は学生の頃に慣れ親しんだ上信越エリア。山スキー一年目のみなぽさんのレベルアップも兼ねたシーズン始めの足慣らし。

結果的には三日とも山頂に登頂でき、中々有意義な三連休でした。

 

メンバー:めささん、みなぽさん

 

1/11(土) 根子岳

スキーバスで早朝に菅平に到着し、車で来たお二人と合流。ダボススキー場から入山して、スノーキャットが往復する横を、キックターンのレクチャーなどを交えながら登っていく。

途中、スキー場関係者のカメラマンにR1 Hoodyの山ガールお二人は撮影されていた。(いざ根子岳!|奥ダボススノーパーク

 

f:id:PerseidCross:20140111133820j:plain

 

山頂はスノーキャットで上がってきたスキーヤーが多く、相変わらず下界の様な雰囲気。山頂で記念写真を撮って、牧場ルートへ滑降開始。

山頂直下は案の上ウインドクラストで、うまく滑降できず苦戦していたが、その先の樹林帯は最高の雪質で、超快適なツリーランを楽しむ。まだまだ滑りに苦手意識のあるみなぽさんも、雪質の良さにほだされ、果敢な滑りを見せてくれる。

 

f:id:PerseidCross:20140111134931j:plain

 

樹林帯を抜けると解放的な牧場エリアへ。ここは何度来ても気持ちの良いところ。

山ガール二人も楽しんでくれた様で、初日の足慣らしは順調。山スキーへの苦手意識も、かなり払拭されたに違いない。(詳細は 幻の白いドームを見に〜白山で山スキーデビュー - 山らぶ を参照)

 

1/12(日)浅間山

この日もスキーで入山する予定だったが、事前に斜面を観察するとまだまだ雪の付きが甘かったので、ツボ足での登山に切り替える。終始快晴無風で絶好の登山日和。

アイゼン歩行や滑落停止などの初級雪山教室を開催しながら、雪山JOY気分で最高の展望を楽しむ。

根子・浅間と言えば、Y.Tukada氏の開拓が興味深いが、それぞれ何故か微妙に面識があるらしい。この日はO介さんが根子岳大明神沢シュート群を滑られていたが、偶然にも現地でY.Tukada氏と出合った様で、本当に山屋の世界は狭い。

 

f:id:PerseidCross:20140112095124j:plain

 

なお、出発直前にみなぽさんがコンパスが見当たらないとのことで、翌日の別れ際まで暇があればみんなで探していたが、最終的にずっと身に着けていたウェアの胸ポケットに入っていたのはさすがと言ったところ。

 下山後は吾妻線の終点である大前駅の横にある源泉かけ流しの温泉へ。女性陣は一時間入ってもまだまだ浸かり足りないとのこと。

 

1/13(月)四阿山

前日の夜から降雪が続き、雪面はオールリセット。危うくアプローチの林道で敗退になりそうだったが、なんとか先行車両のおかげで登山口までたどり着くことができた。

あずまや高原ホテルからオールラッセルでピークまで…と思いきや、途中でみなぽさんがラッセルしたそうな目でこちらの様子を伺ってきたので、少しだけ変わってあげる。

四阿は四回目なのだが、山頂手前の複雑な地形で少し手こずる。ここは稜線右下部の疎林帯から上手く巻くのがポイント。なんとかガスの中、登頂成功。

 

f:id:PerseidCross:20140113102622j:plain

 

下山を始めると、続々と後続パーティと出くわす。滑降は相変わらず慣れない様だが、一刻も早く降りたいというみなぽさんの下山パワー?で、あっという間に下山。まだまだ山スキーが好きになれない頑な気持ちとは裏腹に、どんどん山スキーが上手くなっている姿が微笑ましい。

 

f:id:PerseidCross:20140113114906j:plain

 

上田のいつもの蕎麦屋で大盛りを食して解散、のつもりだったが、まだまだ時間に余裕があったのでしばらくファミレスでだべることにする。コンパス紛失事件から、自然に残念エピソードの暴露大会になったが、一時的な笑いと引き換えにお互いの忘れかけていた古傷を抉り合う形となったので、今後は自重していきたい。

また、別れを惜しんでいたせいで、二人は帰宅中に高速で車両火災に巻き込まれたとのこと…。その後、無事に帰れたようで本当に良かった。

 

山スキー初級講座も中々良い感じで終了したので、これからの本番シーズン、しっかり楽しんでいきたい。

めささん&みなぽさん、どうもありがとうございました!