読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

抱返りの大滝

ルート:湯檜曽川 抱返り沢(2013/7/21)


7/21(日)
5:00 ベースプラザ-7:50 十字峡-13:20 朝日岳-16:20 白毛門登山口


前泊後、同泊していた西黒沢パーティより一足早く起きて行動開始。白毛門登山口に車を回して、5:00にベースプラザを出発。車道を歩いて無駄に高度を稼いだ後、マチガ沢出合手前から旧道に下りて登山道を進み、武能沢出合手前から沢に入る。


f:id:PerseidCross:20130722140401j:plain


湯檜曽川下部は雪渓が四ヶ所ほど残っている。一つ目とウナギ淵にかかる二つ目は、雪渓の上を歩いてパス。三つ目と四つ目は右岸の草付きを登り、そのまま一気に藪を漕ぎながら高巻いて、十字峡手前で沢床に復帰する。


f:id:PerseidCross:20130722140410j:plain


沢に戻ると、すぐに抱返り沢出合の3段120m大滝が登場。沢を始めた頃、湯檜曽川本谷遡行中に、この滝を登るルートがあるのを教えてもらった時の衝撃を思い出すが、改めてみると楽しそうな大滝である。
一段目は右側から登る記録が多かったので、我々は左壁から登ることに。ジャンケンに勝ってリード権ゲット。出だしは少しブッシュ側に回り込むが、中腹部からは水線上を快適に登る。


f:id:PerseidCross:20130722135457j:plain


その上は一端斜度が緩くなるが、ロープをしまうのも面倒なので、そのまま2P目で大滝2段目手前の釜まで進む。
大滝2段目は下部が厳しそうだったので、そのポイントだけ左のブッシュから小さく巻くようにして登る。
最後の大滝3段目は水流の左右左と移動しながら40m程登り、落ち口手前まで。これでようやく出合の120m大滝は終了、と思いきやすぐに15m滝が出てくるので、引き続きロープを出して登る。


f:id:PerseidCross:20130722135520j:plain


少し進むと再び大滝が出現。こちらは適当な箇所をフリーで登って行ける。50m級のナメ滝×3で、まとめて150m大滝という感じ。登れど登れどナメが続く。


f:id:PerseidCross:20130722140824j:plain


続く10m 2条滝は再度ロープを出して右から直登。
すると、またしても50m級の大滝が登場。下部で水流が二条に分かれており、中間の濡れたリッジから取り付く。中間部は快適だが、最後の落ち口付近がナメていて緊張させられる。


f:id:PerseidCross:20130722154841j:plain


大滝もいい加減お腹いっぱいになったところで、ようやく斜度も落ち着きツメの様相。一部雪渓の残る黒い癒し系の沢床を歩く。登れない10m滝を左岸から巻き、25mナメを過ぎると源頭の草原地帯に出る。


ツメはセオリー通り、尾根を越えて大倉沢に入る。上部で笹薮を漕いだ後、再び草原地帯へ。抱返り沢のツメは苦労している記録が多いが、上手くルーファイすればシャクナゲやハイマツに突っ込まずに、笹薮を少し漕ぐだけで朝日岳山頂に出られる。


f:id:PerseidCross:20130722135547j:plain


朝日岳山頂は爽やかな風と大展望。大倉沢の方は中腹部に雪渓がびっしり詰まっており、しばらく登れる様な感じがしない。奥利根湖の方を見ると明らかに水量が少なく、このまま行くと来月面倒そう。谷川東面の景色は相変わらず素晴らしい。


f:id:PerseidCross:20130722140838j:plain


下山は馬蹄形の最中のトレイルランナーに引っ張られる形で三時間程で白毛門登山口へ。下山後オーバーヒートした身体を沢の水で冷やす。

二回目の湯檜曽川でしたが、抱返り沢は癒し系の本谷と一味違って登攀系の豪快な渓相でした。アプローチと下山が長いのが難ですが、大滝登りを心行くまで楽しめる谷川エリア屈指の秀渓です。