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雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

オジカ沢 雪渓登り

8/4(土)

5:40に谷川温泉を出発。一時間で二俣に付き、入渓準備をしていると、ヒル除けをしていたにも関わらず足回りにヒルが10匹ほどいた。

出合から見るオジカ沢は、1000mもの標高差を一気に駆け上がっており、中々壮観。中部をよく見ると、雪渓があると思われる白いガスがピンポイントで漂っている。

F1の9mナメ滝は上部の滝二つも含め、右岸から一気に巻き。一旦沢横のルンゼを登り、ブッシュをトラバースして沢に戻る。

その後は少し癒し系になるものの、周囲は上部から漂ってくる冷気を伴ったガスで覆われ、やや陰鬱な雰囲気。

そして案の定現れた長大な雪渓。かなりデカいので雪渓上を歩く事もできそうだが、落ち口で降りれるのか分からないのと、基本的にあまりリスクを取りたくないのとで、右岸の側壁沿いを進むこととする。

 

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最初は泥付きをバイルで確保しながら進み、中間の十分安全そうな部分は雪渓の上を歩く。後半は雪渓と側壁との切れ目が目立って来たので、警戒して再び右岸の側壁沿いを進む。最後は不安定な部分をザイルで確保しながら2Pトラバースし、灌木で懸垂下降してトイ状2段30mの下に降り立つ。

この雪渓の通過だけで二時間掛かってしまったが、安全に徹するなら妥当なところだろう。雪渓上を歩いている記録もあるが、雪渓の切れ目で落ちたらアウトなので、慎重な見極めが必要。

2段30mはリード2P。下部の登り始めと、上部の最後がやや嫌らしいが、それ以外は快適に登れる。

その後は2段12m「く」字滝や2段80m大滝など、核心部の楽しい遡行。滝の登攀でザイルを出したのは最初の2段30mだけで、それ以外はフリーでサクサク進む。

全体的にアクアステルスは効いているが、赤い濡れた岩には無力なので油断はできない。

 

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登れそうにない8m滝は左を巻いてジャンプで飛び降り。そこから少し進むと、二俣でまたしても雪渓が出現。ここは下部雪渓以上に脆そうなので、やはり安全に右岸の側壁から巻く事にする。

側壁の巻きは最後がやや嫌らしいので、一度小尾根を挟んだ左のルンゼに入り、小尾根の上から灌木を使って懸垂下降をし、元の沢に戻る。

懸垂下降は50m一本だと微妙に足りなかったので、最後はクライムダウン。雪渓は三俣の少し上まで続いていたので、最終的には三俣の左俣に降り立つ形となった。すぐに一番登りやすい中俣にトラバースして移り、後は稜線まで一気に詰める。

13:40藪漕ぎなしでオジカ沢避難小屋に到着。登りは都合八時間行動。面倒な雪渓処理が二回あった割にはまずまずのペース。

雪渓のないオジカ沢を楽しみたいなら、九月以降に来るのが良いのだろう。

 

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下りは三時間程で谷川温泉へ。中ゴー尾根を下っている途中、天神尾根の鎖場付近で負傷者が出たらしく、県警ヘリが要救をピックアップして行った。

二俣からの帰りではまたしてもヒルにやられ、温泉で足回りを確認したら10匹以上&流血のおまけ付き。

ヒル除けを軽く貰って塗布していたにも関わらず、中々の猛攻ぶりである。しかし、これでも今年は少ない方らしい。恐るべしヒル…。