富士山雪訓
12/1(土)
7:50馬返し-10:50佐藤小屋BC-12:30六合目訓練地(15:00まで訓練)-15:30BC
6時頃起床。新人に冬山装備の解説をして入山。佐藤小屋付近にBCを張ってから訓練適地に移動。この日はとりあえず雪面に慣れることを目標にし、ツボ足とアイゼンでの歩行を中心に訓練。
テントに戻ってからは、雪山生活の基本を説明しながら宴会。新人のA子さんがメンタル的によわよわなので心配になる。雪山はメンタルかなり重要です。
12/2(日)
7:00BC発-8:00六合目訓練地(10:30まで訓練)-七合目付近まで往復-13:00BC発-14:45馬返し
起床して歩き出すと、事故があったのか八合目付近でヘリが巡回中。雪訓シーズンの為、五合目付近は多くの登山者で賑わっている。
訓練地に移動してから軽く昨日のおさらいを行い、滑落停止の練習に入る。シチュエーションを想像しながら何回も練習したのでなかなかいい形になった。最後は実践練習として七合目付近まで往復。冬山本番を意識し、あえて登山道を外して歩く。
五合目に下りると、チャリヘルを被って雪訓中のWWVの後輩に遭遇。同じく訓練していたKWVと比べると、山装備に明らかな格差が見て取れる。
色んな活動を組み合わせて幅広くアウトドアを楽しむのがWWV流なので、その辺は目をつむっておこう。
今回を第一回として、初級雪山講習は計六回行われる予定。
12月 アイゼンワークや装備の説明、雪上での生活など基礎的な事項
1月 アイゼンワーク、雪上生活
2月 ラッセル、雪洞掘り
3月 中間テスト的な山行
4月 これまでの山行の総決算
5月 本番山行 槍ヶ岳集中
新人にしっかり指導を行うのが山岳会とはいえ、少々過剰に面倒を見過ぎな感もある。教える側の人間も日々の生活があり、限られた時間の中で自分の為の山行にも挑んでいかなければならない。
新人は師匠を見つけて、金銭に限らず何かしらの対価を少しでも提供しながら教えを乞うか、色んなタイプの人と広く交流を持ってチャンスを見て募集山行に潜り込むか等、コミュニティの中で自分なりに工夫してレベルアップをしていくのが正しいあり方だろう。
自戒を込めつつ、自然とそういった雰囲気になるように、提言していきたい。