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雪中松柏 愈青々

徒然なる山の備忘録 

下田川内 五十嵐川周遊

ルート:下田川内 五十嵐川 鎌倉沢~砥沢川(2012/9/28-29)

 

7/28(土)

7:45 大江大橋-14:00 五平兵衛屋乗越-17:30 金倉沢出合

 

大江大橋を渡ったところに車を止めて入渓準備。ひめさゆり湖の側道を歩き、バックウォーターを少し過ぎたところから鎌倉沢に入渓する。

最初は河原歩きだが、金倉沢出合辺りからだんだんゴルジュ地形になってくる。

 

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この時期は吸血性のメジロアブの発生が怖いのだが、今回はギリギリ発生する直前のようだった。

下部ゴルジュ帯では唯一トイ状4mが手ごわいが、空身で泳いで取りつき、ツッパリで登る。一応、右壁からも巻けなくはない。

沢が右へ直角に曲がる部分に、雪渓とスノーブリッジが登場。その先にも一ヶ所スノーブリッジがあったが、巻くのが少々大変そうなので、駆け足で中を潜り抜ける。

鎌倉沢後半は、一気に稜線に向かって標高を上げていく。3段30m滝は下部を右の草付きから巻き、滝を横切って上部は左壁を登る。

その後の大スラブ150m白滝は容易だが、マルチピッチの練習を兼ねてザイルを出す。

その先は藪気味になり、猛暑の中を乗越まで火照った体で藪漕ぎ。乗越した後は沢筋を見つければ、藪の中を快適に下っていける。

 

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中間部で崩壊地形に出た後、すぐに大滝が出現。今回は50mと40mのザイルを持って行ったが、全体でザイル連結の懸垂下降が三回程必要となった。

まずは、大滝をザイル連結で残地シュリンゲを使って降りはじめるが、後半が異様に長そうなので、広めのテラスで一度切る。

そこからまた残地シュリンゲを使ってザイル連結で下降を始めるが、最後で少し足りなくなるのでジャンプ。

その後も二つの滝をザイル連結の懸垂下降で一気に下る。二回とも距離が長いのと、支点の取り方の関係で、ザイル回収に苦労した。

そこからは快適な沢下り。時間押し気味で金倉沢に到着し、釣りを始めてみるものの、魚影は少なめ&小さめ。

カナブンを餌にしてみるものの、全く興味を示さないので残念ながら釣果なし。

 

7/29(日)

6:30 金倉沢-10:40 ロンレ沢出合-13:30 登山道-14:30 登山口-15:30 大江大橋

 

この日は砥沢川下降。こちらは鎌倉沢よりも岩質が明るく、時折泳ぎを交えながらの楽しい沢下り。

雪渓は三か所ほどあったが、スノーブリッジ自体は崩れているので、大きな問題はない。魚影はそれなりにあるが、まだまだ復活途中というところか。

 

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後半のゴルジュで、一ヶ所先が右に折れ曲がって怪しい小滝&釜があったので、大事を取って左壁から巻き、懸垂下降。結果的に、ポイントが分かっていればそのまま水流沿いを下れないことは無さそうだったが、場合によっては釜で巻き込まれる可能性もあるので要注意。

最後は均等な結晶状に削られた不思議な壁を抜けて笠掘湖へ。

一年前の大雨などで多少埋った所為か、最後の部分は若干トポと渓相が違っていた。

 

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ここからはロンレ沢を稜線に向かって登り返し。上手く登れば400m位の登り返しで済んだのだが、気にしつつも登りやすい沢を詰めていたら、少し余計に登ってしまった。標高的には予定より+100m以上で、最後はややアルパインな岩壁あり。

予定ではここからヤオトメ沢を下ることになっていたが、時間的な関係もあり、そのまま登山道を使って下山。

笠堀ダムの少し手前に降り、そこから大谷ダムまで歩いたところでヒッチハイクし、車を回収。アブとヒルに悩まされなかったのは運が良かったが、両日とも酷い暑さで、詰めの藪漕ぎは熱さにやられ気味だった。

個人的には初めての下田川内だったが、ゴルジュとスラブの独特な渓相が面白く、また訪れたいと思える山域である。